ずいぶん前になりますが
『怒り』、観てきました。
李監督の作品で『悪人』は個人的にいい映画だったと思います。
本当に悪人ってどういう人のことだろう、と
考えさせられるところもあり。
『怒り』もいい役者さんたくさん出てるし
ずいぶん前からキャンペーン終わったら絶対に観に行こうと
決めていました。
感想を聞かれて最初に出てくる言葉といえば・・・
なんかちょっと、惜しい。
何かがちょっと、足りない。
5ツ星中3ツ星。
といったところでしょうか。
役者さんは良かった。
特に綾野剛の女性っぽい柔らかい感じ。
宮崎あおいのちょっと欠けてる感じ。
森山未來の最後まで悪者に見せない感じ。
多分、原作かなぁ。
犯人が何に怒りを持っていたのか、
なぜ怒りを殺人に向けるに至ったのかの背景が
足りなかった気がする。
”近くの信頼できる人を信じられるか”
のほうを主眼で表現したかったのでしょうけど。。。
広瀬すずの友達役の沖縄の男の子がでてくるのですが
森山未來の正体を知った時の表情が
大げさじゃなくてよかったです。
実際、目を丸めてわめく、とかじゃなくてこんな感じだよね~
という自然さで。